教職センターは、2017年7月に、教育学部附属の教育実践総合センター及び発達支援教育実践センター並びに教員免許状更新講習実施室を発展的に統合して設置されました。教職課程や教育実習の企画・調整・実施、教職支援と教職相談、教員養成運営協議会・教育学部附属学校・地域の教育委員会や公立学校等との連携協力、教員免許状更新講習の実施支援、教職課程の自己点検・自己評価などが、その主な業務内容となっています。本センターは、設置目的として、「琉球大学の各教育組織及び地域の関係教育研究機関等と連携協力し、教育実践力の高い学校教員の育成に資すること」を掲げ、学校教育教員養成の中核的役割を果たすことに全力を尽くしてまいります。
学校教育を取り巻く環境が大きく変化する中、大学における教員養成においては、直面する教育課題の多様化に適切に対応することが求められております。教育という営みは、多元的価値を有するもので、それを互いに認め合うところから始まるものです。深刻な個々の課題にうつむくことなく、他者に向かって積極的に外に目を開き、繋がりを強くすることで生まれる対話と共感をもって、多様化する教育課題の解決の道は拓かれるものと考えます。わたしたちは、ここ沖縄の独自性や多様な価値のあり方を探求しつつ、子どもたちに向き合うすべての人々と社会の要請に寄り添い、協働を推進してまいります。
皆さまのご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
教職センター長
本学の各教育組織(学部学科など)及び地域の関係教育研究機関等(県教育庁や県内各市町村教育委員会等)と連携協力し、教育実践力の高い学校教員の育成を目的としています。特に、教職課程の全学的な調整、教員免許状更新講習を実施するなど、教員育成に関する業務を行っています。
平成12年に教育学部に教育実践総合センター(その前身は昭和62年設立の教育実践研究指導センター)が設置され、教育学部の実習系科目の実地指導体制の調整、教職科目の実施・支援、さらに教育関連の地域連携事業(アドバイザリースタッフ派遣や授業力向上支援など)にも取り組んできました。 また、平成21年には教育学部に発達支援教育実践センター(その前身は平成10 年設立の障害児教育実践センター)が設置され、特別支援・発達支援に関する事業(トータル支援教室、公開セミナーなど)に取り組んできました。 しかし、教員育成を取り巻く環境は大きく変わり、社会からの要望・期待も大きくなっています。 琉球大学では教員育成に力を入れるため、これら2つの教育学部附属センターを発展的に解消し、さらに教員免許状更新講習実施室を吸収する形で、教職センターを平成29年7月1日に設置しました。
教職センターは主に以下の業務を行っています。
※以下は、令和6年4月1日時点における情報です。
氏名 | 専門領域・キーワードなど | |
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センター長 | 上地 完治 | 教育哲学 |
副センター長 | 上江洲 朝男((併)専任教員) | 教育実践学・国語科教育 |
望月 道浩(教育学部) | 図書館情報学 | |
専任教員 | 上江洲 朝男 | 教育実践学・国語教育 |
森 力 | 教育実践学・算数科教育 | |
中園 有希 | 教育学 | |
喜屋武 勝 | ||
平田 美和子 | ||
永田 聖子 | ||
客員教員 | 宇栄原 道夫 | |
併任教員 | 長谷川 裕(人文社会学部) | 教育社会学 |
池上 大祐(国際地域創造学部) | アメリカ・植民地主義・太平洋島嶼地域・空襲・戦争記憶・地域 | |
濱田 栄作(教育学部) | 物理学 | |
山口 剛史(教育学部) | 社会科教育(へき地) | |
望月 道浩(教育学部) | 図書館情報学 | |
塚原 健太(教育学部) | カリキュラム論 | |
山根 清宏(教育学部) | 社会学 | |
田場 あゆみ(教育学部) | 臨床心理学 | |
多和田 実(教育学研究科) | 教育実践学・算数・数学教育学 | |
藤田 和彦(理学部) | 海洋微古生物学 | |
和氣 則江(医学部) | 学校保健学 | |
屋我 実(工学部) | 高速空気力学・伝熱工学・数値流体力学(CFD)・衝撃波工学 | |
井口 直子(農学部) | 給食管理・郷土料理・食育 |
担当事務部:琉球大学 教育学部事務(098-895-8315)