琉球大学教職センター

①琉球大学で取得できる教員免許状

琉球大学で取得可能な教員免許状一覧

②教員の養成目標及び計画に関すること

教員養成に対する理念・構想

 教育という営みは、私たちの身近にあって、社会的にもその子自身にとっても重要で、また非常に素晴らしいものであると同時に、人が人を育てるという難しさや複雑さ、矛盾などをも内包しているものです。こうしたことを理解した上で、子どもたちに知・徳・体にわたるバランスの取れた教育を提供し、子どもたち一人ひとりが、相互に依存し支え合いつつ、自律した人間へと成長するための支援をおこなうことができる、高い資質と能力を備えた教員が学校には必要とされています。
 琉球大学はこうした教員を養成する使命と責任を真摯に受けとめ、建学の精神である「自由平等・寛容平和」の理念の下、沖縄という歴史的・地理的・文化的特性を生かしながら、教員として必要な資質能力を身につけ、教育的愛情に溢れ、広い教養と教育並びに教科に関する高度な専門的知識を備えた実践的指導力を有する教員の養成に努めます。
 琉球大学では、教育学部における教員養成に加えて、総合大学であることの強みを生かし、多様な能力に秀でた多彩な教員を養成するプログラムを提供します。

③教員の養成に係る組織及び教員の数

組織及び教員の数

○学部

○研究科

④教員養成に係る授業科目等

教員養成に係る授業科目一覧

【学部】

○教育の基礎的理解に関する科目(人文社会,国際地域創造,理,医,工,農学部)

○教科等に関する科目

 ・人文社会学部
 ・国際地域創造学部
 ・理学部
 ・医学部
 ・工学部
 ・農学部

○教育学部

【研究科】

 ・地域共創研究科
 ・教育学研究科
 ・保健学研究科
 ・理工学研究科(理系)
 ・理工学研究科(工系)
 ・農学研究科

教員養成に係る開講授業科目、シラバス、担当教員

※近日中に更新予定(2023.09.22追記)

 ・人文社会学部
 ・国際地域創造学部
 ・教育学部
 ・理学部
 ・医学部
 ・工学部
 ・農学部

担当教員の業績

○琉球大学研究者データベース参照 を参照ください。

⑤卒業者の教員免許取得状況

⑥卒業者の教員への就職状況

⑦教員養成に係る教育の質の向上に係る取組

琉球大学におけるリフレクション・デーの実施

 教職センターでは、理論と実践を結び付けた教職に関する学びを支援し、実践力の高い教員を養成するために「リフレクション・デー」を設け、令和4年度入学生から実施しています。
 「リフレクション・デー」とは、本学が設置する教職課程において教員免許状の取得を希望する学生(当面の間は教育学部学生を除く)が必ず履修するセミナーで、学生の教職科目に関する振り返りと次年度以降の履修計画(第Ⅰ期は今後の履修計画と教員を志望する心構え、第Ⅱ期は教育実習に向けた見通しと心構え)を見通すことで、本学における教員養成課程の全学的な質の保証と学生の教職志望意欲の向上を図ることを目的としています。
 実施初年度である令和4年度は約120名が参加し、現職教員による講話、教職の基礎的理解に関する科目の履修確認や次年度以降の履修計画をワークショップ形式で実施しました。当該ワークショップでは、実施主体である教職センター教員の他、各学部の教職課程に関わる教員も参加し、学生支援を行いました。

  • (参考)令和4年度 リフレクション・デー第Ⅰ期 実施要項<一部改変>
  • 学内関係機関との関わり

    琉球大学では、学校教員の育成に関する重要な事項を審議するために、「教員養成運営協議会(以下、「協議会」)」が置かれています。教員養成・育成に関する基本的事項を決定する重要な場となっています。

    審議事項

    • (1) 教職課程の充実強化を図るための基本方針に関する事項
    • (2) 教員免許取得に関する基本的事項
    • (3) 教職センターの運営に関する事項
    • (4) 前各号に掲げるもののほか、教職課程の運用に関する重要事項

    組織

    • (1) 教育を担当する副学長
    • (2) 各学部長
    • (3) 教職センター長
    • (4) グローバル教育支援機構副機構長
    • (5) 学長が特に必要と認めた者若干名

    また、協議会の下に4つの委員会が置かれており、各課題に対し、企画・調整を行っています。各委員会で課題・問題点等を精査・審議した後、重要事項については協議会でも審議することとなっています。

    ①教職科目検討委員会
    審議事項
    • (1) 教職科目の企画・調整
    • (2) 教職課程認定への対応
    • (3) 教職科目の授業時間割編成
    組織
    • (1) 教職センターの教員 若干名
    • (2) 教職科目を担当する教員 若干名
    • (3) その他協議会会長が特に必要と認めた者 若干名
    ②教職教科検討委員会
    審議事項
    • (1) 教科関連科目の企画・調整
    • (2) 学部等にまたがる兼担教員等の調整
    • (3) 教職課程認定への対応・調整
    組織
    • (1) センターの教員 若干名
    • (2) 各学部の教職課程の教科専門科目を担当する教員 各1名
    • (3) 教科指導法科目の担当教員 若干名
    • (4) その他協議会会長が特に必要と認めた者 若干名
    ③教職課程実習委員会
    審議事項
    • (1) 教育実習の企画・実施
    • (2) 介護等体験実習の実施
    • (3) 学校現場体験等の企画・調整
    組織
    • (1) センターの教員 若干名
    • (2) 各学部の教育実習等を担当する教員 各1名
    • (3) その他協議会会長が特に必要と認めた者 若干名
    ④地域教育連携委員会
    審議事項
    • (1) センターの教員 若干名
    • (2) 教育学部の専任教員 若干名
    • (3) その他協議会会長が特に必要と認めた者 若干名
    組織
    • (1) 公立校との共同研究の企画・調整
    • (2) アドバイザリースタッフ派遣事業の企画・調整

    教職センターは、協議会や4つの委員会と連携・協力する体制となっています。 協議会や各委員会の組織にもあるとおり、教職センターの専任教員が加わることで、連携・協力しやすい体制が確立されています。

    沖縄県公立学校教員育成協議会

    教員の養成・採用・研修及び教育実習にかかる諸問題について、県教育庁や県内各市町村教育委員会及び学校の関係者が協議を行っています。相互の連携、協力をより緊密なものとし、沖縄県公立学校教員の資質能力の向上及び教育実習の円滑な実施を図ることを目的としています。小委員及び協議会をそれぞれ年2回開催しています。

    教育学部における取組

    その他

    • ① 本大学と沖縄県教育委員会との人事交流
    •  ・人事交流協定書の締結(平成19年3月)
    • ② 本大学と現職教員の研修機関である県総合教育センターとの教育、人事等の交流・連携

    ⑧教育職員免許法施行規則第22条の8に基づく教職課程の自己点検・評価

     教育職員免許法施行規則に基づき、令和4年4月から、複数の教職課程を設置する大学では、大学が有するそれぞれの教職課程の円滑かつ効率的な実施を通じて大学が定める教員養成の目標を達成することができるよう、全学的に教職課程を実施する組織体制を整備するものとされ(施行規則第22条の7)、さらに、教職課程を設置する全ての大学は、教育課程、教育研究実施組織、教育実習並びに施設及び設備の状況について、自己点検・評価を実施し、その結果を公表するものとされています(施行規則第22条の8)。

    ⑨その他の教職情報

    教員免許状取得の手引き

    【令和4年度】

    ○学部

     ・人文社会学部
     ・国際地域創造学部
     ・教育学部
     ・理学部
     ・医学部
     ・工学部( 情報 )( 工業
     ・農学部

    ○研究科

     ・地域共創研究科( 本体 )( 別表
     ・農学研究科