教育という営みは、私たちの身近にあって、社会的にもその子自身にとっても重要で、また非常に素晴らしいものであると同時に、人が人を育てるという難しさや複雑さ、矛盾などをも内包しているものです。こうしたことを理解した上で、子どもたちに知・徳・体にわたるバランスの取れた教育を提供し、子どもたち一人ひとりが、相互に依存し支え合いつつ、自律した人間へと成長するための支援をおこなうことができる、高い資質と能力を備えた教員が学校には必要とされています。
琉球大学はこうした教員を養成する使命と責任を真摯に受けとめ、建学の精神である「自由平等・寛容平和」の理念の下、沖縄という歴史的・地理的・文化的特性を生かしながら、教員として必要な資質能力を身につけ、教育的愛情に溢れ、広い教養と教育並びに教科に関する高度な専門的知識を備えた実践的指導力を有する教員の養成に努めます。
琉球大学では、教育学部における教員養成に加えて、総合大学であることの強みを生かし、多様な能力に秀でた多彩な教員を養成するプログラムを提供します。
【学部】
○教育の基礎的理解に関する科目(人文社会,国際地域創造,理,医,工,農学部)
○教科等に関する科目
・人文社会学部
・国際地域創造学部
・理学部
・医学部
・工学部
・農学部
【研究科】
・地域共創研究科
・教育学研究科
・保健学研究科
・理工学研究科(理系)
・理工学研究科(工系)
・農学研究科
※近日中に更新予定(2023.09.22追記)
・人文社会学部
・国際地域創造学部
・教育学部
・理学部
・医学部
・工学部
・農学部
○琉球大学研究者データベース参照 を参照ください。
教職センターでは、理論と実践を結び付けた教職に関する学びを支援し、実践力の高い教員を養成するために「リフレクション・デー」を設け、令和4年度入学生から実施しています。
「リフレクション・デー」とは、本学が設置する教職課程において教員免許状の取得を希望する学生(当面の間は教育学部学生を除く)が必ず履修するセミナーで、学生の教職科目に関する振り返りと次年度以降の履修計画(第Ⅰ期は今後の履修計画と教員を志望する心構え、第Ⅱ期は教育実習に向けた見通しと心構え)を見通すことで、本学における教員養成課程の全学的な質の保証と学生の教職志望意欲の向上を図ることを目的としています。
実施初年度である令和4年度は約120名が参加し、現職教員による講話、教職の基礎的理解に関する科目の履修確認や次年度以降の履修計画をワークショップ形式で実施しました。当該ワークショップでは、実施主体である教職センター教員の他、各学部の教職課程に関わる教員も参加し、学生支援を行いました。
琉球大学では、学校教員の育成に関する重要な事項を審議するために、「教員養成運営協議会(以下、「協議会」)」が置かれています。教員養成・育成に関する基本的事項を決定する重要な場となっています。
また、協議会の下に4つの委員会が置かれており、各課題に対し、企画・調整を行っています。各委員会で課題・問題点等を精査・審議した後、重要事項については協議会でも審議することとなっています。
教職センターは、協議会や4つの委員会と連携・協力する体制となっています。 協議会や各委員会の組織にもあるとおり、教職センターの専任教員が加わることで、連携・協力しやすい体制が確立されています。
教員の養成・採用・研修及び教育実習にかかる諸問題について、県教育庁や県内各市町村教育委員会及び学校の関係者が協議を行っています。相互の連携、協力をより緊密なものとし、沖縄県公立学校教員の資質能力の向上及び教育実習の円滑な実施を図ることを目的としています。小委員及び協議会をそれぞれ年2回開催しています。
【令和4年度】
○学部
・人文社会学部
・国際地域創造学部
・教育学部
・理学部
・医学部
・工学部( 情報 )( 工業 )
・農学部
○研究科